スコアの計算方法

city-data.jp では、官公庁の公開統計データのみを使用し、独自アルゴリズムで各市区町村・都道府県のスコアを算出しています。透明性のため、計算式・データソース・カバレッジをすべて公開します。

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正規化・スコア化の方法

すべてのスコアは 0〜100 の範囲で表現されます。50点が全国中央値水準、100点に近いほど全国トップクラスです。

パーセンタイル順位(Percentile Rank)

全市区町村を順位付けし、下位 0%〜上位 100% に変換。外れ値の影響を受けにくく、ランキング的な意味が明確。

人口規模クインタイル内パーセンタイル

人口規模を5段階に分け、同規模グループ内で順位付け。農村バイアス(人口密度差による不公平な比較)を排除。

Min-Max 正規化

最小値=0・最大値=100 に線形スケーリング。データなし(NULL)・ゼロは中立値 50 として扱う。

待機児童専用スケーリング

待機0人・未掲載(実質ゼロ)=100、待機が多いほど低下。こども家庭庁Excelは「待機あり」の市区町村のみ掲載のため、未掲載=待機ゼロ達成と判定。

対象市区町村:原則として政令市の区(〇〇市△△区)は除外し、市・区・町・村を対象としています。政令市は区の合算データを使用します。人口3万人未満の市区町村は子育てスコアの算出対象外(NULL)です。

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生活利便性スコア(交通・商業・医療・財政・活力)

地価・家賃を含めない総合的な生活インフラ充実度スコアです。東京・大阪など都市部も正当に高評価されます。コスパスコア(下記)と組み合わせて、住む場所の検討にご活用ください。

SCORE_OVERALL の計算式
score_overall =
  交通利便性スコア × 25%
  + 商業施設密度スコア × 20%
  + 医療密度スコア × 20%
  + 財政力スコア  × 15%
  + 転入活力スコア × 20%
指標方向正規化方式出典
鉄道駅数 多いほど↑ パーセンタイル順位(NULL/0=25) 国土数値情報 鉄道データ
スーパー密度
スーパー数÷人口×1万
高いほど↑ 人口あたりパーセンタイル順位 国土数値情報 施設データ
医療施設密度
(診療所+病院)÷人口×1万
高いほど↑ 人口あたりパーセンタイル順位 e-Stat 社会・人口統計体系 医療施設数
財政力指数 高いほど↑ パーセンタイル順位 総務省 市町村決算状況調
転入超過率
net_migration÷人口×千人
高いほど↑ 符号付きパーセンタイル順位
転出超過=低スコア・転入超過=高スコア
e-Stat 住民基本台帳人口移動報告
地価を含まない理由:コスパスコア(score_single/couple/family)は「地価が安いほど高スコア」の設計のため、東京・神奈川・大阪などの都市部は地価が高く全国相対評価でスコアが低くなります。生活利便性スコアは地価を除くことで、実際の生活インフラの充実度を地価バイアスなしに評価できます。

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コスパスコア(単身・おひとりさま向け)

単身者が重視する「家賃の安さ(地価)」「アクセスの良さ」「医療の充実」「街の活気」を4指標で評価します。地価が安いほど高スコアになる設計のため、生活コスト重視の方に向いています。

SCORE_SINGLE の計算式
score_single =
  地価スコア   × 30%
  + 医療充実スコア × 25%
  + 転入超過スコア × 20%
  + 駅アクセススコア × 25%
指標方向正規化方式出典カバー率
住宅地価(平均) 低いほど↑ Min-Max(NULL/0=中立50) 国土交通省 不動産情報ライブラリ 約90%
医療施設数
病院+診療所合計
多いほど↑ Min-Max(NULL/0=中立50) e-Stat 社会・人口統計体系 医療施設数 約95%
転入超過数
転入数 − 転出数
高いほど↑ Min-Max(NULL/0=中立50) e-Stat 社会・人口統計体系 A5101/A5102
(住民基本台帳人口移動報告)
約100%
鉄道駅数 多いほど↑ パーセンタイル順位
※NULL/0は実際に最低点(中立にしない)
国土数値情報 鉄道データ 約100%
駅スコアの処理:駅なし(0・NULL)は「都市的アクセスがない」として実際に低スコア(0付近)を与えています。農村の「地価が安い+医療普通」市町村が単身ランキングで不当に上位にならないよう、都市利便性を適切に反映する設計です。

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住みやすさスコア(カップル・DINKS向け)

単身スコアと同じ4指標を使用しますが、住居費(地価)の比重を高め、駅アクセスの比重を下げています。

SCORE_COUPLE の計算式
score_couple =
  地価スコア   × 35%
  + 医療充実スコア × 25%
  + 転入超過スコア × 20%
  + 駅アクセススコア × 20%

各指標の定義・出典は単身スコアと同一です。地価の比重が単身(30%)より高い(35%)のは、二人の生活費として住居費の影響が大きいためです。


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住みやすさスコア(子育て世帯向け)

保育環境・医療の充実・待機児童ゼロの3指標で評価します。農村バイアス排除のため、人口規模クインタイル内での相対評価を採用しています。

SCORE_FAMILY の計算式
score_family =
  保育所密度スコア × 30%
  + 医療充実スコア × 25%
  + 待機児童スコア × 25%
  + 駅アクセススコア × 10%
  + 転入超過スコア × 10%
指標方向正規化方式出典カバー率
保育所密度
定員数÷人口×1万(定員なければ施設数で代替)
高いほど↑ 人口規模クインタイル内
パーセンタイル順位
こども家庭庁 保育所等関連状況取りまとめ(令和6年) 約85%
医療施設密度
診療所数÷人口×1万
高いほど↑ 人口規模クインタイル内
パーセンタイル順位
e-Stat 社会・人口統計体系 医療施設数 約95%
待機児童スコア
0人=100点、多いほど低下
少ないほど↑ 専用スケーリング
0人・未掲載=100 / 最多=0
こども家庭庁 保育所等関連状況取りまとめ 資料6-1/6-2(令和6年) 約100%
鉄道駅数 多いほど↑ パーセンタイル順位
※駅なし(NULL/0)は実際に低スコア
国土数値情報 鉄道データ 約100%
転入超過数
転入数 − 転出数
高いほど↑ Min-Max(NULL/0=中立50)
※転出超過(負)の市区町村はスコア対象外
e-Stat 社会・人口統計体系 A5101/A5102
(住民基本台帳人口移動報告)
約100%
対象市区町村の絞り込み:人口3万人未満の市区町村および転出超過(転入数<転出数)の市区町村はスコア算出対象外(NULL)です。「保育施設が整っていても、実際に家族が選ばない街」を除外するための設計です。

待機児童データについて:こども家庭庁の公開Excelは「待機児童が発生している(または前年に発生していた)市区町村のみ」を掲載する形式です。Excelに掲載されていない市区町村=直近2年間で待機ゼロ達成として、100点を付与しています。

人口規模クインタイルについて:全国市区町村を人口規模で5段階に分け、同規模グループ内で相対評価します。「農村は人口が少ない分、施設密度が高くなりやすい」という統計的バイアスを排除するための設計です。

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都道府県スコア

都道府県全体の特徴を評価するスコアです。各指標を PERCENT_RANK(百分位順位)で 0〜100 に正規化、加重合計しています。

⚠️ 都道府県スコアは市区町村スコアの平均ではなく、都道府県レベルの統計データから独立して算出しています。農村バイアス(施設密度が低い都市部が不当に低評価になる問題)を回避するため、出生率・待機児童率など「実際の子育てのしやすさ」を反映した指標を用いています。

💼 稼ぎやすさスコア

指標方向出典
平均年収高いほど↑就業構造基本調査 2022年(e-Stat)
有効求人倍率高いほど↑職業安定業務統計(e-Stat)
最低賃金高いほど↑地域別最低賃金(e-Stat)
正規雇用率高いほど↑就業構造基本調査 2022年(e-Stat)
高付加価値産業従業者比率高いほど↑経済センサス-活動調査(e-Stat)

🌱 人口活力スコア

人口が増えているか・若い世代が多いかを3指標で評価します。転入超過だけでなく、出生力・若年人口も加味した複合指標です。

SCORE_FUTURE(人口活力)の計算式
score_future =
  転入超過率スコア × 40%
  + 出生率スコア  × 30%
  + 若年性スコア  × 30%
※若年性 = 100 − 高齢化率(高いほど若い都道府県)
指標方向出典
転入超過率
net_migration ÷ 人口 × 1000
高いほど↑住民基本台帳人口移動報告(e-Stat)
出生率
人口千人あたり出生数
高いほど↑住民基本台帳(e-Stat)
若年性(高齢化率の逆)
100 − 高齢化率
高いほど↑国勢調査(e-Stat)

👶 子育て環境スコア(都道府県レベル)

実際に子育てしやすいかどうかを「出生率」と「待機児童の少なさ」で評価します。施設密度は使わないため農村バイアムがなく、都市部も適切に評価されます。

SCORE_CHILDCARE(都道府県・子育て環境)の計算式
score_childcare =
  出生率スコア      × 50%
  + 待機児童率の低さスコア × 50%
指標方向出典
出生率
人口千人あたり出生数(都道府県集計)
高いほど↑住民基本台帳(e-Stat)
待機児童率(逆順)
人口10万人あたり待機児童数 → 低いほど高スコア
少ないほど↑こども家庭庁 保育所等関連状況取りまとめ

💴 生活コスパスコア

年収と住居費のバランスで評価します。「収入が高く、地価が安いエリア」が高スコアになります。東京は地価が高いですが年収でも補正されます。

SCORE_RELOCATION(生活コスパ)の計算式
score_relocation =
  年収スコア    × 60%
  + 地価の安さスコア × 40%
指標方向出典
年収スコア
稼ぎやすさスコアと同じ算出(平均年収・求人倍率等の複合)
高いほど↑就業構造基本調査 2022年(e-Stat)
地価の安さ
住宅地平均地価(低いほど高スコア)
低いほど↑国土交通省 不動産情報ライブラリ

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注意事項・制限事項

  • 各スコアは統計データの最新年を使用しますが、調査によって年が異なります。
  • 治安(犯罪率)は現時点で市区町村レベルのデータが整備されていないため、市区町村スコアには含まれていません。
  • スコアはあくまで参考値です。実際の生活環境は個人の価値観・状況により大きく異なります。
  • データの更新により、スコアは定期的に変更される場合があります。
  • 算出プログラム・データ処理スクリプトはサービス改善のため随時更新されます。

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