目次
正規化・スコア化の方法
すべてのスコアは 0〜100 の範囲で表現されます。50点が全国中央値水準、100点に近いほど全国トップクラスです。
パーセンタイル順位(Percentile Rank)
全市区町村を順位付けし、下位 0%〜上位 100% に変換。外れ値の影響を受けにくく、ランキング的な意味が明確。
人口規模クインタイル内パーセンタイル
人口規模を5段階に分け、同規模グループ内で順位付け。農村バイアス(人口密度差による不公平な比較)を排除。
Min-Max 正規化
最小値=0・最大値=100 に線形スケーリング。データなし(NULL)・ゼロは中立値 50 として扱う。
待機児童専用スケーリング
待機0人・未掲載(実質ゼロ)=100、待機が多いほど低下。こども家庭庁Excelは「待機あり」の市区町村のみ掲載のため、未掲載=待機ゼロ達成と判定。
生活利便性スコア(交通・商業・医療・財政・活力)
地価・家賃を含めない総合的な生活インフラ充実度スコアです。東京・大阪など都市部も正当に高評価されます。コスパスコア(下記)と組み合わせて、住む場所の検討にご活用ください。
交通利便性スコア × 25%
+ 商業施設密度スコア × 20%
+ 医療密度スコア × 20%
+ 財政力スコア × 15%
+ 転入活力スコア × 20%
| 指標 | 方向 | 正規化方式 | 出典 |
|---|---|---|---|
| 鉄道駅数 | 多いほど↑ | パーセンタイル順位(NULL/0=25) | 国土数値情報 鉄道データ |
| スーパー密度 スーパー数÷人口×1万 |
高いほど↑ | 人口あたりパーセンタイル順位 | 国土数値情報 施設データ |
| 医療施設密度 (診療所+病院)÷人口×1万 |
高いほど↑ | 人口あたりパーセンタイル順位 | e-Stat 社会・人口統計体系 医療施設数 |
| 財政力指数 | 高いほど↑ | パーセンタイル順位 | 総務省 市町村決算状況調 |
| 転入超過率 net_migration÷人口×千人 |
高いほど↑ | 符号付きパーセンタイル順位 転出超過=低スコア・転入超過=高スコア |
e-Stat 住民基本台帳人口移動報告 |
コスパスコア(単身・おひとりさま向け)
単身者が重視する「家賃の安さ(地価)」「アクセスの良さ」「医療の充実」「街の活気」を4指標で評価します。地価が安いほど高スコアになる設計のため、生活コスト重視の方に向いています。
地価スコア × 30%
+ 医療充実スコア × 25%
+ 転入超過スコア × 20%
+ 駅アクセススコア × 25%
| 指標 | 方向 | 正規化方式 | 出典 | カバー率 |
|---|---|---|---|---|
| 住宅地価(平均) | 低いほど↑ | Min-Max(NULL/0=中立50) | 国土交通省 不動産情報ライブラリ | 約90% |
| 医療施設数 病院+診療所合計 |
多いほど↑ | Min-Max(NULL/0=中立50) | e-Stat 社会・人口統計体系 医療施設数 | 約95% |
| 転入超過数 転入数 − 転出数 |
高いほど↑ | Min-Max(NULL/0=中立50) | e-Stat 社会・人口統計体系 A5101/A5102 (住民基本台帳人口移動報告) |
約100% |
| 鉄道駅数 | 多いほど↑ | パーセンタイル順位 ※NULL/0は実際に最低点(中立にしない) |
国土数値情報 鉄道データ | 約100% |
住みやすさスコア(カップル・DINKS向け)
単身スコアと同じ4指標を使用しますが、住居費(地価)の比重を高め、駅アクセスの比重を下げています。
地価スコア × 35%
+ 医療充実スコア × 25%
+ 転入超過スコア × 20%
+ 駅アクセススコア × 20%
各指標の定義・出典は単身スコアと同一です。地価の比重が単身(30%)より高い(35%)のは、二人の生活費として住居費の影響が大きいためです。
住みやすさスコア(子育て世帯向け)
保育環境・医療の充実・待機児童ゼロの3指標で評価します。農村バイアス排除のため、人口規模クインタイル内での相対評価を採用しています。
保育所密度スコア × 30%
+ 医療充実スコア × 25%
+ 待機児童スコア × 25%
+ 駅アクセススコア × 10%
+ 転入超過スコア × 10%
| 指標 | 方向 | 正規化方式 | 出典 | カバー率 |
|---|---|---|---|---|
| 保育所密度 定員数÷人口×1万(定員なければ施設数で代替) |
高いほど↑ | 人口規模クインタイル内 パーセンタイル順位 |
こども家庭庁 保育所等関連状況取りまとめ(令和6年) | 約85% |
| 医療施設密度 診療所数÷人口×1万 |
高いほど↑ | 人口規模クインタイル内 パーセンタイル順位 |
e-Stat 社会・人口統計体系 医療施設数 | 約95% |
| 待機児童スコア 0人=100点、多いほど低下 |
少ないほど↑ | 専用スケーリング 0人・未掲載=100 / 最多=0 |
こども家庭庁 保育所等関連状況取りまとめ 資料6-1/6-2(令和6年) | 約100% |
| 鉄道駅数 | 多いほど↑ | パーセンタイル順位 ※駅なし(NULL/0)は実際に低スコア |
国土数値情報 鉄道データ | 約100% |
| 転入超過数 転入数 − 転出数 |
高いほど↑ | Min-Max(NULL/0=中立50) ※転出超過(負)の市区町村はスコア対象外 |
e-Stat 社会・人口統計体系 A5101/A5102 (住民基本台帳人口移動報告) |
約100% |
待機児童データについて:こども家庭庁の公開Excelは「待機児童が発生している(または前年に発生していた)市区町村のみ」を掲載する形式です。Excelに掲載されていない市区町村=直近2年間で待機ゼロ達成として、100点を付与しています。
人口規模クインタイルについて:全国市区町村を人口規模で5段階に分け、同規模グループ内で相対評価します。「農村は人口が少ない分、施設密度が高くなりやすい」という統計的バイアスを排除するための設計です。
都道府県スコア
都道府県全体の特徴を評価するスコアです。各指標を PERCENT_RANK(百分位順位)で 0〜100 に正規化、加重合計しています。
💼 稼ぎやすさスコア
| 指標 | 方向 | 出典 |
|---|---|---|
| 平均年収 | 高いほど↑ | 就業構造基本調査 2022年(e-Stat) |
| 有効求人倍率 | 高いほど↑ | 職業安定業務統計(e-Stat) |
| 最低賃金 | 高いほど↑ | 地域別最低賃金(e-Stat) |
| 正規雇用率 | 高いほど↑ | 就業構造基本調査 2022年(e-Stat) |
| 高付加価値産業従業者比率 | 高いほど↑ | 経済センサス-活動調査(e-Stat) |
🌱 人口活力スコア
人口が増えているか・若い世代が多いかを3指標で評価します。転入超過だけでなく、出生力・若年人口も加味した複合指標です。
転入超過率スコア × 40%
+ 出生率スコア × 30%
+ 若年性スコア × 30%
※若年性 = 100 − 高齢化率(高いほど若い都道府県)
| 指標 | 方向 | 出典 |
|---|---|---|
| 転入超過率 net_migration ÷ 人口 × 1000 | 高いほど↑ | 住民基本台帳人口移動報告(e-Stat) |
| 出生率 人口千人あたり出生数 | 高いほど↑ | 住民基本台帳(e-Stat) |
| 若年性(高齢化率の逆) 100 − 高齢化率 | 高いほど↑ | 国勢調査(e-Stat) |
👶 子育て環境スコア(都道府県レベル)
実際に子育てしやすいかどうかを「出生率」と「待機児童の少なさ」で評価します。施設密度は使わないため農村バイアムがなく、都市部も適切に評価されます。
出生率スコア × 50%
+ 待機児童率の低さスコア × 50%
| 指標 | 方向 | 出典 |
|---|---|---|
| 出生率 人口千人あたり出生数(都道府県集計) | 高いほど↑ | 住民基本台帳(e-Stat) |
| 待機児童率(逆順) 人口10万人あたり待機児童数 → 低いほど高スコア | 少ないほど↑ | こども家庭庁 保育所等関連状況取りまとめ |
💴 生活コスパスコア
年収と住居費のバランスで評価します。「収入が高く、地価が安いエリア」が高スコアになります。東京は地価が高いですが年収でも補正されます。
年収スコア × 60%
+ 地価の安さスコア × 40%
| 指標 | 方向 | 出典 |
|---|---|---|
| 年収スコア 稼ぎやすさスコアと同じ算出(平均年収・求人倍率等の複合) | 高いほど↑ | 就業構造基本調査 2022年(e-Stat) |
| 地価の安さ 住宅地平均地価(低いほど高スコア) | 低いほど↑ | 国土交通省 不動産情報ライブラリ |
注意事項・制限事項
- 各スコアは統計データの最新年を使用しますが、調査によって年が異なります。
- 治安(犯罪率)は現時点で市区町村レベルのデータが整備されていないため、市区町村スコアには含まれていません。
- スコアはあくまで参考値です。実際の生活環境は個人の価値観・状況により大きく異なります。
- データの更新により、スコアは定期的に変更される場合があります。
- 算出プログラム・データ処理スクリプトはサービス改善のため随時更新されます。